第6回講演会 開催レポート
REPORT
「わが街健康プロジェクト。」は2013年11月にスタートし、現在は16病院が共催で運営、倉敷市および倉敷商工会議所、倉敷市保健所にご後援をいただいています。
2015年2月6日、倉敷市民会館において「わが街健康プロジェクト。」第6回講演会を開催、193名のご参加をいただきました。今回は「放置すると怖い高血圧-心と体にやさしい大動脈瘤低侵襲医療」と題して倉敷中央病院 心臓血管外科 部長 島本 健先生に、「くすりの話~薬局のカウンターで気づくこと~」と題してクレア薬局 薬剤師 古江ちづ子先生に、それぞれご講演いただきました。講演前に設けている健やかブースでは、島本先生の講演にあわせ「エコー検査」を行い、血圧が高めの方にご案内しました。幸い、大動脈瘤は見つかりませんでしたが、プラークの付着が見つかるなど、サポーターの皆様の健康維持に向けて、動機付けの一助となりました。リハビリ体操ではストレッチのほか嚥下体操も行われ、皆さん積極的に参加されました。
クレア薬局 薬剤師 古江ちづ子先生島本先生のお話では、高血圧を放置するリスクのひとつとして動脈瘤があるとし、故 司馬遼太郎氏の日記を引用して大動脈瘤破裂にいたる経過をわかりやすく説明されました。また、低侵襲手術やステントグラフト治療など当院で行われている治療を紹介、生活習慣を見直し、適切に受診する大切さをお話されました。
古江先生は、窓口に立つ薬剤師に専門的なアドバイアスをもらいながら一般用医薬品を適切に服用することで健康維持に役立ててほしいとお話しされるとともに、お薬手帳を携帯することで自身のお薬を医療関係者・かかりつけ薬局とともに管理し、安全にお薬を服用することを提案されました。
初回参加者は59名、前回に引き続き増加傾向にあり、あらたな広がりが感じられました。ブロンズサポーターは15名誕生、累計172名となりました。