2024年秋講演会 開催レポート

REPORT

2024年9月27日(金)倉敷市民会館にて「2024年秋講演会」を開催しました。
前回に引き続き講演会のみの開催となり、114名の方がご参加くださいました。

演題「元気に長生き!ロコモ予防で延ばそう健康寿命」では、水島中央病院 理事長 整形外科 加原尚明先生がご登壇されました。
日本人の平均寿命が延びており、ご高齢の方の元気さは10年前に比べると10歳くらい若返ってきています。その一方で、要介護・要支援・寝たきりの方も増えており、その原因第1位がロコモと関係する骨折・転倒+関節疾患となっています。
ロコモ(ロコモティブシンドローム)は、筋力・関節軟骨・骨量の低下や身体機能の低下した状態の事です。ロコモにならないよう、骨粗鬆(しょう)症の予防、膝や太もも、腰の負担にならないための日常生活での注意点などを分かりやすく解説してくださいました。骨を強くする生活習慣として、カルシウムの摂取、適度な運動、日光浴を継続して行うことをご紹介いただきました。

次に、「がんばらずにできるフレイル予防のコツと簡単!役立つ運動」と題し、倉敷市健康長寿課地域包括ケア推進室 主任 中村愛子先生とくらしき健康福祉プラザ介護予防事業 健康運動指導士 濵田真希先生より、フレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)にならないために“健康長寿のための「3つの柱」”である、
①食事とお口の機能の維持
②生活での活動量を増加
③社会参加
を教えていただき、パタカラ体操や10(テン)プラ体操を会場の皆さんと一緒に実践し、最後に倉敷市が取り組まれている介護予防事業の取り組みをご紹介されました。

出来ることからコツコツと取り組み、健康寿命を延ばしていきましょう!