第20回講演会 開催レポート
REPORT
2018年8月28日、倉敷市民会館において第20回講演会を開催、182名のご参加をいただきました。ブロンズサポーター(講演会参加3回で認定)は309名、ゴールドサポーター(講演会通算6回参加、サポーターズミーティング2回参加で認定)は105名、プラチナサポーター(講演会通算6回参加、サポーターズミーティング通算4回参加、わが友ポイント30ポイント獲得で認定)は2名となりました。
今回は「排尿ケアを考える」「『排泄について』楽しく学ぼう〇〇〇のはなし」の2本立て。一般財団法人 倉敷成人病センター 理事長 髙本均先生は、排尿障害が起こる仕組みを男女別に詳しく解説し、自身の症状を判断する基準のチェックリストも紹介。さらに、排尿障害のさまざまな症状や状態に応じた改善方法があり、適切な方法を選ぶことで症状を緩和できることを伝えました。「尿もれは生活の質を落とす。精神的にも内向きになったり、『旅行に行けない』など、いろいろな活動面でも支障をきたすような病気。特に、腹圧性尿失禁は尿失禁の中でも治る尿もれ。ひとりで悩まず受診していただくことが必要」と呼びかけられました。
水島協同病院 看護部 主任(皮膚・排泄ケア認定看護師) 平良亮介先生は、普段敬遠しがちな大便について、健康の重要な指標であると紹介。楽しく親近感を感じる語り口で、医療者側が患者さんの健康を把握する際に知りたい点を観察ポイントとして挙げ、「異常があればかかりつけ医へ。かかりつけ医をお持ちでない方は、是非かかりつけ医を持ってほしい。今の、ご自分の身体の状態を理解して、そして『健康』を意識しながら生活していくことが、有意義なのではないでしょうか」と呼びかけられました。
アンケートには「排泄に関する講演は初めて聞きとても役に立つお話でした。参考になることがあり勉強になった」「夜中にトイレに行くのは老化現象と思っていたが、薬等で改善されるのを聞き友人にも教えてあげたいと思った」等、サポーターの皆さんの健康維持において大変有意義な講演となったことがうかがえました。次回講演会で6年目を迎える当プロジェクト。講演会終了時に、あらたなチャレンジとして、第22回講演会(2019年2月開催予定)をイオンモール倉敷で開催することも発表しました。
サポーターの「声」(アンケートから)
実践していること(講演会6回以上の参加者)
●友人から症状etcで相談を受けアドバイスをします。手術前の人から不安を訴えられ、相談後安心して手術に望めたと感謝されました。先生に尋ねたいことをあらかじめ家族で話し合いメモしておくようにしています。
●町内の人と、毎週土曜日体操の後、医療について話し合っています。
実践してよかったこと(講演会6回以上の参加者)
●セカンドオピニオンをすすめ受診した結果、原因がわかり歩けるようになったと喜ばれました。
●講演会に参加してくれる人が増えた。
●いろんな人と話をすると輪が広がる。
事務局スタッフの「声」
今回は大変、暑い中での開催でした。私は、受付を担当させていただきました。
ハンカチで汗を拭きながら階段を上がって来てくださるサポーターの方達に受付で声を掛けさせていただくことで、皆さんがこの会を本当に楽しみに来られているのを感じることができ、とても嬉しかったです。
今回の公演は、「排泄」についてでした。普段、話題にされにくい内容ですが、とても分かりやすく聞きやすく、参加された皆さんも自分の健康・家族の健康に役立つお話だったのではないかなと思います。
これからも地域の皆さんに沢山の意見をいただきながら、連携を深められるこの会に楽しく参加させていただきたいなと思っています。
倉敷第一病院
今回、初めてわが街プロジェクトに参加させていただき、骨密度測定を担当しました。ご自分の計測結果を毎回ファイルにしてお持ちの方や以前と比較される方、積極的に質問される方など、こんなにも多くの市民の方がご自分の健康に向き合っているということを実感しました。地域の医療機関の病院スタッフが病院から外に出て、市民の方と共に健康について考える。この時間は私たちにとっても大変貴重な経験となりました。
水島協同病院(健やかブース)